ある日の階段

 

ズルッッ!

 

「グワーーーーァッ!!」グキッ

 

 

そんなわけで登り階段で足を滑らせてしまった。

骨には以上はなかったもののたぶん、脛の肉を抉りまぁまぁの出血。

真水で洗って傷口が汚れていないことを確認後ガーゼで圧迫。

人間は血液全体の50~60%を失うと生命に危険が生じる・・・すぐにアクションを取る、命に別状はないようだ。

(大げさに書きましたが擦り剥いただけ)

 

とは言っても痛ぇ。

いってぇし血が止まらん、これが「老い」か。

 

愛用の絆創膏「ケアリーブ」を張ってみる。

こいつは戦友だ、いつも俺が怪我したときには助けてくれる頼もしいやつだ。

貼り心地も柔らかで剥がれにくく水にも強い。

 

しかし範囲が広い、今回に関しては少し部が悪いように思える。

「さすがにキツい、か。」

 

「・・・欲しいか?」

!?

「・・・力が・・・・・・・・・か?」

なんだ・・・?

「力が欲しいか?」

お前は・・・!?

 

キズパワーパッド「キズパワーパッドさ・・・!」

 

 

すこし値は張るが心が折れている俺はそれに手を伸ばす。

パンドラの箱に残っていたのは希望か絶望か、それとも・・・。

 

湿潤している、神経への刺激を感じない。

俺自身の体液で身体が回復していくのを感じる。

しかしその力にはあまりにも大きな代償が・・・。

 

別にない!

 

キレイに直ったすごい。

 

そんな感じの1週間でした。

 

それでは!

 


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